映画『のうおとこ』

とまの肉体美を大画面でみてみたいなんていうよこしま極まりない理由で行ったのにど偉いものを得て帰ってきました。そして近くに座っていた男性も同じ理由で観にきたと語っていて噴き出しそうになりました。
観に行かないと損をする凄い映画だと思いました!映画館で見れない方はDVDになった時にも是非!!と力いっぱいおすすめしたい。
ただし、結構怖いのですよね…ホラー映画という意味ではないのですが。

ぷらちなでーたの予告も観ました。にのみやの眼鏡がかっこ良いのと主題歌の嵐さんの歌がまたまたかっこ良いので本編を是非とも映画館で見たくなりました。

そういえば、えいがどろぼさんが新バージョンになっていましたよー。

以下、ネタバレ込みの感想です。


この作品をわたしなりに一言で書くのならばホラー映画だと思いました。正直なところめちゃくちゃ怖くて泣きました。純粋なホラー映画でも泣いた事ないのに!!

個人的に一番印象的で悪意をがんがんに感じたのが部下の後輩くんが先輩といちろうくんの戦いをとめるために自らを犠牲にするシーンで、あのやるせない感じがおを引きまくって時間たったあとも暫く暗い気持ちになっていました。救ったはずの患者をいちろうくんに裁かれ、裁かれたことによりどうにもできなかった先生の母親が前向きになるというやるせなさも結構胃に辛い感じだったのですが一番はやはりあのシーンでした。

いちろうくんと先生の患者さんが出会った時点でいちろうくんが患者さんを手にかけるというのはたぶん皆さん予想ができたと思いますが、先生はなんで患者さんのデーターをいちろうくんに与えてしまったのかなあと思いました。しゅひぎむ、どこいった。いちろうくんくらいズバ抜けた天才なら先生の患者というだけで本人を特定するのに相当なアドバイスな気がするのですが。
先生が患者さんのお話をしていちろうくんの表情が動いたのはいちろうくんのしまわれている感情からではなく、悪は潰すという刷り込まれた感情が働いた故の反応に感じたのですがわたしだけなのかしら。

患者さんが去り際に腕をおさえていたのが気掛かりだったのですがその理由がしっかり説明されてすっきりした。最後のいちろうくんの笑顔から顔つきが変わるシーンは役者さんは凄いなあとただただ痛感しました。

いちろうくんの超人っぷりをあらわすのが車で、というのがいまいち超人っぷりをあらわしきれていないのではないかなあと。原作では超人っぷりをあらわす格好のシーンが幾つかあったみたいなので、映像化をされなかったのが残念でした。ワイヤーシーンがみたかったんだぜ。

いちろうくんが「嬉しかった」といっていたのと笑っていたのを見ていちろうくんにはやっぱり感情があるのかな、その辺りが気になるので続編を希望です。

嬉しかった→笑顔→真顔→グレー→赤文字のうおとこの流れを見ていてあ、にっかつっぽいなと思いました。決してにっかつに詳しいわけではないので偉そうにものをいってしまって恐縮なのですがわたしの考えるにっかつっぽくて。エンドロールににっかつとあって、嗚呼と頷いた。

にかいどーふみさんの演じるみどりかわがお若いお嬢さんが軽々しくやってのけられるような簡単な役柄ではないので、みどりかわを演じられたふみさんもほんとに凄いなあと感じました!
とまもふみさんもほんとにほんとに凄まじい演技を見せてくれたのでいちろうくん、みどりかわの対峙には鬼気迫るものがありました。しかし、車…。

あと事前の番宣でスクリーン上では瞬きをしていないといわれていたので確認しましたが、確かに瞬きはしていなかったように思います。